月間走行距離はあくまで”おまけ”

トレーニング
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タイトルは少し攻撃的に書いてみたけれど、月間走行距離について私の考え方を整理してみた。

まず始めに直近一年の月間走行距離はバイク400km/月前後で、ラン50~150km/月ぐらい。
バイクとランを合わせて500km/月前後といったところ。

時間で見ると1500分(25時間/月)あたり。
周りと比べても練習量はそれほど多くないと思う。

以前、私は、”今月はあと○○○km走ろう”、とか”もう少しで今月〇〇○kmに届きそうと、いつも月間走行距離を意識していた。今では考え方が変わり、ほとんど月間走行距離を意識しなくなった。

その理由は二つあって、一つは、月間走行距離はあくまで”おまけ”ということ。
”距離を沢山走った=速くなる”ではないと考えている。(とは言いつつも、走り込むことで見えてくるものあると思うが)

もう一つは、時間捻出のストレスが大きい
時間の捻出が出来なくなると、進捗が遅れていることに対してストレスを感じるし、ただ距離を稼ぐのもトレーニングという意味で効果が少ないと感じたから。

ブルベやウルトラマラソンなどのロング系を目標にしている人は、長い時間を走れる身体づくりが必要になるので、月間走行距離を目標にするのがいいのかもしれない。
しかし、私はロードレースで順位を競ったり、マラソンでタイムを狙ったりするのが楽しくてトレーニングをしているので目指すべきものは距離ではなく、如何に速くゴールするかだ。
駅伝での某大学のキャッチフレーズを借りると”その1秒をけずりだせ!”ということ。

以上、二つの理由を少し深堀してみる。

月間走行距離はおまけ

”月間走行距離”とは字の通りで、”一カ月で走った距離”を指している。

例えば、バイクで1000km/月を走った場合で考えてみる。

  • 平坦を20km/hで50時間走る
  • 山道を20km/hで50時間走る
  • 集団で平坦を40km/hで25時間走る
  • 一人で平坦を40km/hで25時間走る

極端かもしれないが、どれも同じ1000km。だけど、内容はまったく違う。ということは距離は結果的についてきた”おまけ”。

トレーニングとして見た時に、この中で一番イージーなのは、”平坦を20km/hで50時間走る”で、一番ハードなのは、”一人で平坦を40km/hで25時間走る”だろう。

これだけ違いがあるように、距離だけでは内容が分からない。ただ”移動した距離”ということは間違いないが…。

練習で大事なのは、その1000kmで何をして、何ができるようになったか、だと考えている。
練習は出来なかった事を出来るようにする事。フィジカルに限らず、スキル面でも含めて。

距離ではなく時間を指標に

走行距離というものが”おまけ”と考えた時、代わりに意識するようになったのは時間。時間は絶対的な指標。

目標にするレースは何分、何時間なのか?
もう少し細かく考えると、例えば勝負所は何分ぐらいで、どのくらいの負荷なのか?それが何回あるのか。
今の時代、レースログを公開している人が多いので探してみると意外といいデータが見つかったりする。こういうデータを参考にすると大きく外れないのでわかりやすい。(パワーメーターがある前提だけど)

このようにレースのイメージを細かく分解していくと、必要なトレーニングは少しずつ見えてくる。 これが分かれば、目標は明確になって、トレーニングで”時間”×”負荷”×”回数”の耐性づくりをしていくのみ。(本当はここにスキルも入ると思うが、ここでは割愛)

レースに限らず、仕事や日常的にもこのようにゴールをイメージし、細かく分解して必要な事を確認するのは大事なことだと思う。

時間捻出のストレス

私にも、目標距離を設定して走っている頃があった。目標距離はわかりやすくて誰でも簡単に設定できる。以前は1000km/月走れば強くなるはず、となんとなく考えていた。

目標距離をひたすら追いかけていた。何も考えず明日100km走ろう、と。
この目標は達成できると満足感もあり嬉しい。

でも、いつも達成できていたかというとそうではない。成功率は1~2割程度ぐらいとかなり低かった。(目標設定が高かっただけかもしれないが)
もう少し達成率が良ければ、もう少し楽しむことができたのかもしれないが、私の場合はどちらかと言うと達成できないストレスのほうが大きかった。
時間が取れないと嫌な気持ちになったり、こういう考えをする自分が嫌になった時もあった。
趣味でストレスを発散するはずだったのに、趣味でストレスを溜めて何がしたいんだろうと不思議に感じた。

私の捻出できる時間

人によって、捻出出来る時間は違う。
(時間を捻出することもスキルの一つと考えている)

仕事以外の時間を全て自分に使えればなんて事ないんだろうが、現実はそうはいかない。
私は子育て中の二児(0才、3才)の親ということもあって、休日の昼間はなるべく子供との時間を優先するようにしている。当然だが、私が居ない間は妻がワンオペになるので、休日の時間を全て自分だけの為には使えない。
丸一日時間を使わせてもらうのはレースの日に取っておきたい。そう考えると休日でも朝9時頃までには練習を終えたい、というのが今の私のニーズ。
なので、休日は通常7:00~9:00。ロングに行くとすると5:00~9:00で100~120km程度がいいところだろう。(とか言って、結構わがままさせてもらっていたりもするが…)

平日は基本的に仕事へ行く前(6:45迄)が自由時間。
なので朝早く起きると時間が捻出できる。しかし、睡眠時間をあまり削ると回復しなくなるので最低でも6時間は確保したい。
無理しない範囲で考えると平日の練習時間は1時間、がんばる日は1時間30分がいいところかな。

その他、仕事を定時で上がれば、夕食までの1時間が取れる。
しかし仕事は流動的なので、ここを期待しすぎるとさっぱり練習出来なくなるので、やはりベースは朝。

以上の事から、私の捻出できる時間は40時間/月ぐらい。

平日;1H×20日
休日;2H×10日

但し、ここに平日に回復日を入れるので実質は30時間程度だろう。

仮に、”回復日なし&休日4H”ができると60時間も捻出出来る。でも何かを犠牲にしそうなので、これで年間通すのは正直かなり辛いだろう。

まとめ

私は使える時間が限られていることで、以前よりこの時間を使って、何を出来るようにしたいか?(何が足りないか?)、と考えて練習するように変わってきた。
すると自然と練習の質も上がってきているように感じている。
質が上がれば、その分成長するし、やりがいも出てきて楽しくなる。
楽しいからこそ、自発的にキツイ練習にも取り組めるようになり、より成長できるサイクルになる。

念のため一つ言っておくと、私は距離を稼ぐことを否定しているわけではない。
あるレベルから一段上げようとした時に、走行距離が必要になる段階はあると考えている。
ただ、何度も繰り返すが、距離は結果的についてきた”おまけ”と考えている。
この”おまけ”だけを意識するのはもったいないので、少しだけ内容も気にするとより効果的だよね、という話。

また、以前の私のように走行距離ばかりに目を向けてストレスを溜めるのはもったいないよね、と思い、私の考え方をまとめてみた。

なんとなく (バイク・ラン共に) 月間走行距離を稼いでいる人が多いように感じて思っていることを整理して書いてみた。こんな拙い内容でも誰かの参考になれば幸いです。

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